その思い一つ一つはとても深いものがあります(長谷川勝美)

無我夢中で仕事を覚える日々。何をして良いかもわからないけれども、目の前にある仕事にひたすら向き合って過ごす毎日。そんなスタートから始まった私の葬儀社人生もあっという間に二十年という月日が経とうとしています。


福島県いわき市で育った私は、漁師である父親と専業主婦である母親、そして姉の四人家族の一番下でした。父親は夜に帰ってきて、また夜中のうちに出ていくような生活。ほとんど家で見た記憶がありませんでした。


そんな家庭の中で小・中・高校と過ごし、高校卒業後に出会ったバイクの世界。そのスピード感とドキドキ感に心を奪われ、レーサーを夢みながらいわきで働き始めました。しかし、そこは厳しい勝負の世界です。その夢を諦めるという大きな決断をするために、いわきから茨城へ。そしてこわたりという会社に出会いました。


正直入社するまでは怖いイメージがあったことも事実です。ただでさえ夢を諦め、いわきを出るという決断の上に葬儀という世界。覚悟を決めるまでには時間がかかりました。しかし、働き始めるとそんなイメージは全くなく、今では担当を持つ自分の仕事にやりがいと誇りを感じています。スーパーや地域の集まりでも声をかけていただくことも多くなり、本当に嬉しいですね。


お葬式という世界は全くの形がないもの。亡くなられて大切な人の思い、お見送りする家族の思い、その思い一つ一つはとても深いものがあります。しかしそれはすべて目に見えないものです。どのようにしてその目に見えないものを見える形にするか、私がすべてのお葬式に携わる際に意識していることです。

悲しいお葬式もたくさん見てきました。小さなお子様が亡くなられたお葬式などは、同じ子を持つ親として胸が締め付けられる想いがします。その一方で、天寿を全うし、みんなに笑顔で見送られる明るいお葬式もあります。


お葬式は、家族が大切な人の死を受け入れて、納得して次に進むために儀式。

だからこそ、どんな形のお葬式であってもそれはなくてはならないものだと考えています。


これからも見えない想いを形に、最後の大切なひと時を作るお手伝いをしていきたいと思います。

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